書評

書評『ちょっと今から仕事やめてくる』のあらすじと感想。

本猿 ひろし悲しむ
ひろし
はぁ~。今日も部長に怒られちゃったよ・・・

毎日毎日。もう疲れたよ。

本猿 ミルー
ミルー
ねえ、あなた仕事をやめたいって思ってるんじゃないの?
本猿 ひろし オドオド
ひろし
えっ!?
本猿 ミルー
ミルー
だから。
仕事がツライとか、明日行きたくないって思ってるんじゃないって聞いているの。
本猿 ひろし悲しむ
ひろし
・・・そうかもね。
本猿 ミルー
ミルー
ふん。やっぱり。
ブラック企業でボロボロになってるあなたは、この『ちょっと今から仕事やめてくる』の主人公にそっくりよ。

登場キャラクター

本猿 キクー
キクー
ホンミザル:キック

ホンサンザルの一匹。オーディオブック好きの元気いっぱいなオス猿で、とにかくオーディオブックをごり押ししてくる。
『ミザル』なので見えない。実は薄目でのぞいていることがあるとか。

本猿 ミルー
ミルー
ホンキカザル:ミルン

ホンサンザルの一匹。 電子書籍好きのクールなメス猿で、鋭い切り口で電子書籍や本を紹介する。
『キカザル』なので聞こえていないはずだが、ワル口にはすぐに反応する。また相手の口の動きから会話を推測できる。

ひろし
ひろし

気弱な新社会人。もともと本が苦手。
仕事が失敗続きで落ち込んでいたところ、ホンザルたちに出会い本の良さを学び始める。

『ちょっと今から仕事やめてくる』はこんな人におすすめ

仕事をやめたくて悩んでいるひとへ

本猿 ミルー
ミルー
さっきも聞いたけど、あなた仕事をやめたいって思ってるみたいね。
本猿 ひろし悲しむ
ひろし
うん。ぜんぜんうまくいかなくてさ。
いっつも怒られてるんだ・・・
本猿 ミルー
ミルー
この本を読むと気持ちがすこしは楽になれるかもよ。

「みんな同じように仕事に悩でるんだ」とか、
「会社に縛られずにもっと自分中心に考えていいんだ」って。

ひろし
・・・(なんだか僕のための本みたいだな)
本猿 ミルー
ミルー
人間の仕事ってとっても大変みたいね。

残業、パワハラ、いじめ。

本猿 ひろし悲しむ
ひろし
え?よく知ってるね・・・
本猿 ミルー
ミルー
この本は主人公がまさにそんな生活を送ってるわ。

でもね、あるとき気づくの。「会社辞めてもいいんだ」って。

ひろし
そ、そっか。ずいぶん思い切ったことやるんだね。
本猿 ミルー
ミルー
まあ、気になるなら読んでみたらいいわ。
あと、もしあなたの周りにツラそうな人がいるならこの本のことを教えてあげてほしいの。

これから仕事を始めようとするひとへ

本猿 ミルー
ミルー
それにこの本は、これから社会に出て働こうとする人にもいいわよ。
ひろし
へー、僕くらいの社会人向けかと思ったけど会社に入る前の人にもおすすめなんだ。
本猿 ミルー
ミルー
そうよ。
会社や組織に所属すると決まったルールなんかに従って働くようになる。

でも、そのルールはいつも正しいとは限らないわよね?
アナタくらい年数がたってるなら思い当たることあるんじゃない?

ひろし
うん、まあ少しくらいは思い当たることあるかな。。。

最近慣れちゃってなんだかよくわかんなくなってきてるよ。ははは(苦笑)

本猿 ミルー
ミルー
この本は、忙しさに追われて「何のために」働くのか見失わないように、

社会に出る前に、「働くってことがどういうことか」を考えるきっかけになると思うの。

 

『ちょっと今から仕事やめてくる』を読むとこう変わる

スカッとする爽快感が味わえる

本猿 ミルー
ミルー
物語は主人公の青山隆(あおやまたかし)が、ブラック企業で追い詰められているシーンから始まるの。
ひろし
たかし・・・。
なんだか名前が似てるから親近感がわいてくるよ。
本猿 ミルー
ミルー
この本をものすごく大雑把に紹介するなら、どん底にいる隆が小学校の同級生を名乗るヤマモトと出会ってから自分の力で人生を切り開いていくストーリーって感じかしら。

読んでてとっても爽快感があるわ。

ひろし
ふむふむ。
本猿 ミルー
ミルー
それとね、ヤマモトにはたくさん謎があって、それが物語の終盤に向かって解けていくのも見ものよ。

なんのために働くのか考えさせられる

本猿 ミルー
ミルー
あと、読み手に対して「何のために働くのか」ってことを改めて考えさせてくれるわ。
ひろし
なんのために働くか、か。
本猿 ミルー
ミルー
会社にってはあなたは「会社のために」働く社員の一人にすぎないのかもしれない。

でも、あなたにとっては「自分自身のために」働く、唯一の存在でしょ。

ひろし
う、うん。まあそうだね
本猿 ミルー
ミルー
偉い人の一言とかに流されることが多いかもしれないけど、たまには自分で考えて行動していいんだって気づけるかもしれないわ。

 

『ちょっと今から仕事をやめてくる』の奥付き情報(ジャンル、出版社、著者情報、出版年)

  • ジャンル:小説・文芸
  • 出版社 :株式会社KADOKAWA
  • 著者  :北川恵海
    大阪府出身。第21回電撃小説大賞(メディアワークス文庫賞)を本作で受賞しデビュー。あきれるほどのインドア派。甘いものとコーヒーと紅茶、音楽とテレビがあれば毎日幸せ。でも趣味は旅行という矛盾。スポーツは見る専門。青黒のサッカーチームを熱く応援中。
  • 出版年:2015年

『ちょっと今から仕事やめてくる』の小説のあらすじ(ネタバレ極力なし)

ブラック企業の仕事に耐える日々とヤマモトとの出会い

サービス残業、土曜出勤は当たり前、怒鳴り散らす部長、朝から晩まで働いて、家に帰っても数時間後にはまた会社・・・。

青山隆(あおやまたかし)は大学卒業後、会社に就職して約半年、そんな日々を送っていました。

入社したブラック企業で最初の三ヶ月間「人は何のために働くのか」ばかり考えていました。
「就職して半年足らずでは辞められない、辞められないなら働くしかない」と思い、一週間が過ぎるのをひたすら耐える生活を送り続けます。

やがて忙しさに追われる生活を続けるうちに、次第に考える気すら起こらなくなっていく隆。

そんな生活をおくる、隆はある日の仕事帰り無意識に電車に飛び込みそうになります。

するとそのとき「久しぶりやな!俺や、ヤマモト!」と、腕をつかんで助けてくれたヤマモトに出会い、隆の人生が大きく変わりはじめます。

人生について考え直す

ホームでの一件の後も、仕事でミスをし、さらに職場での居心地が悪くなる隆。

そんな隆を心配するヤマモトは、隆に転職をすすめます。

しかし、隆はなかなか転職しようとしません。

「今の俺には転職する気力も、勇気も、何より自分に対する自信が、微塵も残っていない」と考えていたからです。

仕事が上手くいかない隆は、また死を考えるようになります。

ヤマモトは、そんな隆の変化に気づき、「お前の人生は何のためにあると思う?」と問います。

社会のため…「ぜんっぜん、違う」自分のため…「それも半分あるな」

「お前の人生は、半分はお前のためと、あとの半分は、誰のためにある?」こうしてヤマモトは隆に問い続けるのでした。

会社をやめる決意

ヤマモトから大切なことを学んだ隆は会社をやめることを決意し、部長に会社をやめることを告げます。

それを聞いて悪態をつく部長。
部長の罵声に対して隆は「世界どころか、この会社ひとつ、この部署ひとつ変えられない人間」であることを認めます。

そして「そんな僕でもひとつだけ変えられるものがあります。それが、自分の人生なんです。」と告げ、ついに会社を辞めるのでした。

こうして物語はクライマックスを迎えていきます。

はたしてヤマモトは一体何者なのか。
なぜヤマモトは隆を助けてくれるのか。

隆とヤマモトの物語を読みながら、仕事や働き方について考えさせられる一冊です。

『ちょっと今から仕事やめてくる』のamazon口コミから感想を紹介

Amazonでは平均★数4.2と高い評価を得ている作品です。

特に普段本を読まないという方々から次のような声が多いことに驚かされます。

「読みやすい」「一気に読めた」「本が好きになった」

引用:Amazonレビュー

 

『ちょっと今から仕事やめてくる』では、仕事と人生という社会人にとって身近なテーマが、物語でわかりやすく表現されています。

仕事に悩んでいる人に対しては、内容がストレートに伝わり、仕事観を変えるきっかけとなるようです。

 

このほか、会社をやめようか真剣に悩んでいる人、仕事で追い詰められている人から

「後味の良い本だった」「共感できた」

という声があります。

また

「気持ちが楽になった」「会社は辞めてもいいという再認識を得た」

「社会人はもちろん、学生にもおすすめ」「働く人は絶対読んで欲しい」「仕事に疲れた社会人にオススメ」

引用:Amazonレビュー

などの感想もあり、仕事に悩む人たちに寄り添う内容になっているともいえます。

『ちょっと今から仕事やめてくる』オーディオブック、電子書籍、映画化、漫画版有無

『ちょっと今から仕事やめてくる』は、紙の書籍、電子書籍、オーディオブックで楽しむことができます。

2017年に映画化され、マンガも出版されています。

  • オーディオブック:有
    Audible:有
    audiobook.jp:無
  • 電子書籍:有
  • 映画化:有(2017年)
    出演:福士蒼汰、工藤阿須加ほか
  • マンガ版:有(2017年 KADOKAWA MFコミックス フラッパーシリーズ)

 

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